ずっと、ずっと更新できずにいました。
ごめんなさい。
本当ならばここには、ミルの日記が書かれる場所。
でも、その著者ミルがこの世をたちました。
私が出張でいなくて、のんちゃんしかいない家で一人息を引き取りました。
我が家の子達はみんな看取ってきたのに。
ミルだけ看取ってあげることができませんでした。
いつもの場所で、いつものように伸びをして。
そして電気がまぶしかったのでしょうか、顔を隠すしぐさのままいってしまいました。
床には数箇所、おしっこの跡がありました。
最後に漏らしてしまったのかもしれません。
でも、キレイ好きだったミルは、グルーミングしてから眠ったのでしょう。
どこも汚れていなかったんです。
最後まで何も私達が世話をする事もなく、誰の手も借りず自分の後始末をしたのでしょうね。
ミルはわかっていたのかしら？
眠ったらもう起きなくなることを。
最後の姿を見せたくなかったのかしら？
私達が泣き崩れてしまうから。
虹の橋で、クッキーに逢えた？
ミンクちゃんや、茶助もいる？
棺に入れた、鰹節や皆へのお土産。
それからお手紙。
たくさんの荷物が重たくなかった？
ちゃんとみんなに逢えている？
お婆ちゃんにも逢えた？
時々、私達の所へ遊びに来ているでしょ？
ミルの爪の音が聞えるときがあるんだよ。
もう、精一杯歩いたものね。
頑張ったものね。
ゆっくり、ゆっくり眠れるね。
こんなに時間が経ったのにまだ寂しいの。
一緒に眠れない事も、歩く音が聞こえない事も。
夏物に衣替えをしたらミルの毛がついた洋服出てきた。
のんちゃんの毛とは違うんだよね。
部屋の模様替えをしたら、ミルのブラシが出てきた。
のんちゃんには使えないんだよ。
のんちゃんも寂しがっている。
一緒にお留守番できなくて、一人ぼっちだって。
寂しいみたいで、のんちゃんのお漏らしが始まったよ。
ねぇ、ミル。
そっちはどう？
体は慣れた？
寂しくない？
みんなのこと見てる？
長く生きるって、疲れちゃうのかな。
ありがとう。
ありがとう。
ゆっくり眠って、そしてたまには逢いにきてね。
ミル：平成17年3月20日永眠
