1986年10月10日がミルのお誕生日。
私がミルを拾ってきました。
神社の前で、友達が困っていて。
風邪で顔もグジュグジュなのになんだか可愛くて連れて帰りました。
姉が急いで動物病院へ連れて行ってくれたんです。
治療費・・・子供の私たちにしてはとても大金でした。
だけど、それで小さな命は助かったのです。

確か・・・拾ってきてもそれほど反対を受けなかったような気がします。

風邪も治ってきて日々可愛くなっていくその姿。
「ミル」と言う名前は冒険家の名前だそうです。
勇敢に育ってくれるようにとこの名前が付けられました。

我が家に来てから18年。
すっかり、ご長寿猫さんになりました。
昔は掃除機にも怖がっていて、家の人間以外が来ると隠れてた。
今となっては、何事にも動じない爺さん猫です。
そこがまた可愛いんですけどね。
姉の事が大好きで、いつも一緒に寝ていましたね。
そんな姉も結婚して家を出て行きました。
その後のミルはボケてしまうんじゃないかと心配もしました。
が、そんな心配はいらなかったようです。
人の気持ちや、状況をわかってくれる子だからこそ察していたんでしょうね。
今では姉に対して心を閉ざしてしまいました。
心の扉を開いたらまた悲しい思いをする事、分かっているんですね。
その爺さんの気持ちがなんだか切ないです。

今、我が家には母の姉の息子がいます。
今度は彼にとてもなついているんです。
毎晩一緒に眠って、ご飯も一緒に食べる。
爺さんはとても幸せそうです。

きっと爺さんと過ごす時間はそう長くはないでしょう。
これからの爺さんを少しでも残していきます。



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